Story3
女性のための一枚を創り出す
~金箔打紙製法 “箔一ふるや紙”が生まれるまで~

女性のための
一枚に挑む紙

希少になってもふるや紙を求める人は多く、その声にどうにか応えたいとあぶらとり紙の商品化を思い立ったのが、1975年に箔一を創業したばかりの会長 浅野邦子でした。

「箔打ちの技法はそのままに、あぶらとりを目的にした紙をつくったらどうだろうか」。

ただ、当時のふるや紙は、柿渋などが配合されていて、においが気になったり、かぶれの心配があったり、決して女性にやさしいものではありませんでした。

そこで目指したのは、“女性が安心して使うことのできる”あぶらとり紙。女性経営者ならではの目線でした。

究極の紙を目指して

早速、開発にとりかかり、箔打ちの技術を応用した独自の製法を考案し、「紙」にこだわって研究を重ねます。

当時試した紙。たたき方やたたく回数、あぶらの取れ方などについても研究を重ねました。

当時の業務日報。紙の種類や製法、試作の結果などくわしく記されています。

金箔打紙製「箔一ふるや紙誕生

そして1976年、独自に考案したつくり方を「金箔打紙製法」として特許取得すると同時に、初代「箔一 ふるや紙」を発売しました。金箔打紙製法のあぶらとり紙が商品化されたのは、日本で初めてのことでした。

構想段落のパッケージ案

商品に添付する説明の下書き

ふるや紙豆知識:金箔打紙製法とは?

箔打ちと同じように、紙を何度もたたいて繊維をつぶして密度を上げることで、たくさんの皮脂を一瞬で吸収する紙をつくる方法です。

「あぶらとり紙 美人完成

試行錯誤を繰り返すうち、ついに納得のいく一枚が完成。それが「あぶらとり紙 美人」でした。

表紙は、女性目線で美人画を描いた日本画家 上村松園さんの作品を参考に描きました。

ふるや紙豆知識:金箔打紙製法とは?

箔打ち紙のサイズは210mm×210mm。箔一ではこれをほぼ4等分または6等分したものをあぶらとり紙として商品化しています。大判の正方形、化粧ポーチにちょうどいい長方形。目的や好みにあわせて使い分けてみてください。